【ヘンリーネックシャツ おすすめ】アメカジ好きが選ぶ! 本当に良いヘンリーネックシャツ4選
ボタン一つで変わる、男の表情

ヘンリーネックシャツの起源・歴史
ヘンリーネックシャツの起源は、19世紀のイギリスに遡る。ロンドンから西へ約60キロ、テムズ川沿いの街ヘンリー・オン・テムズで毎年7月に開催される伝統的なボートレース「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ」。この由緒あるレースで選手たちが着用していたユニフォームが、ヘンリーネックの原型となった。
当時のボート競技では、激しい動きに対応できる機能性が求められていた。首元にボタンを配したデザインは、脱ぎ着のしやすさと通気性の調整を可能にし、同時にクルーネックとは異なる上品さを備えていた。スポーツウェアとして生まれながら、その実用性とシンプルな美しさが評価され、やがてワークウェア、そしてカジュアルウェアへと進化していく。
アメリカに渡ったヘンリーネックは、20世紀初頭にアンダーウェアとして広く普及した。特に労働者階級に愛用され、Tシャツやスウェットよりも一枚で着られる品格を持つアイテムとして、アメリカンカジュアルの定番の座を確立した。
はじめに
ヘンリーネックシャツは、アメカジスタイルにおける静かなる主役である。派手さはない。だが、首元の数個のボタンが生み出す表情の豊かさは、どんなクルーネックTシャツにも真似できない。
今回紹介する3枚は、それぞれ異なる哲学でヘンリーネックという定番に挑んでいる。
価格帯は5,000円台から10,000円台まで。どれもUSAコットンや上質な日本製生地を使用し、着込むほどに体に馴染む経年変化を楽しめる。ヘンリーネックは、一枚でサマになり、レイヤードでも活躍する万能選手だ。シンプルゆえに、素材とディテールへのこだわりが如実に表れる。だからこそ、本物を選ぶ価値がある。あなたのワードローブに、長く寄り添う一枚を見つけてほしい。
ヘンリーネックシャツ おすすめの選び方
シャツ①: GLAD HAND STANDARD HENRY POCKET L/S T-SHIRTS
ヴィンテージの魂を纏う、パックTの完成形
アイテム詳細
販売元: GLAD HAND(グラッドハンド)
素材: USAコットン100%(空紡糸使用)
グラッドハンドのヘンリーネックは、20〜50年代のモーターサイクルカルチャーとロックカルチャーを現代に昇華するブランドの哲学が凝縮された一枚である。創業当初から展開するパックTシリーズの中でも、特に男臭いディテールが光る傑作だ。
最大の特徴は、空紡糸による独特のシャリ感とドライタッチな質感である。一般的な綿糸とは異なり、空紡糸は繊維の間に空気を含ませる特殊な紡績方法で作られる。これにより、軽さと通気性、そして洗濯を重ねるごとに現れる豊かな表情が生まれる。USAコットンを原綿から厳選し、経年変化を最大限に楽しめる設計だ。
ディテールへのこだわりも並外れている。首元を飾るのはキャッツアイボタン。ヴィンテージウェアで使用されていた猫目模様のボタンで、レプリカではなく本物の質感を追求した。袖リブは再現が難しいとされる2段リブ仕様。この手間のかかる作りが、袖口の立体的な収まりと絶妙なテンションを生み出す。さらに、パイピングされたボタン部分のテープ処理も秀逸だ。細部まで往年のヘンリーネックを踏襲しながら、現代の体型に合わせたシルエットに再構築している。

この価格でここまでディテールにこだわっているのは本当に驚きです。キャッツアイボタンと2段リブの組み合わせが絶妙で、着るたびにニヤリとしてしまいます。空紡糸の質感も最高で、洗うほどに味が出てくる楽しみがあります。黒を選びましたが、色抜けして墨黒になっていく過程を想像するだけでワクワクします。一枚でも様になる、本当に使える相棒です!
この価格でここまでディテールにこだわっているのは本当に驚きです。キャッツアイボタンと2段リブの組み合わせが絶妙で、着るたびにニヤリとしてしまいます。空紡糸の質感も最高で、洗うほどに味が出てくる楽しみがあります。黒を選びましたが、色抜けして墨黒になっていく過程を想像するだけでワクワクします。一枚でも様になる、本当に使える相棒です!
シャツ②: Olde Homesteader HENLEY NECK LONG SLEEVE
アンダーウェアの理想を追求した、至高の肌触り
アイテム詳細
販売元: Olde Homesteader(オールドホームステッダー)
素材: インターロック編み
オールドホームステッダーは、失われたアンダーウェアの本質を追求する稀有なブランドである。スウェットやTシャツが外着として定着する一方で、影に隠れたアンダーシャツの世界。そこには、人々の生活に静かに寄り添ってきた職人技と創意工夫があった。
このヘンリーネックに使用されるインターロック編みは、オールドホームステッダーの代名詞といえる編み地だ。表面と裏面が同じ編み目となる二重構造のインターロックは、伸縮性に優れ、型崩れしにくく、滑らかな肌触りが特徴である。糸の太さ、伸縮性、針目のバランスを徹底的に見直し、肉厚でしっとりと体に馴染む理想の編み地を製作した。絶妙なハリと柔らかさ、なめらかな肌触り、そして心地よい重量感。古いフランスのカットソーを思わせるその質感は、インターロックの魅力を再認識させてくれる。
ディテール面でも妥協はない。脇下のガゼット補強、肩周りの動きやすいパターン、美しく丈夫なネックライン。アンダーウェアとして何度も洗濯されることを前提とした、ストレスのない縫製が施されている。シルエットとの絶妙なバランスも見事だ。着用と洗いを繰り返すことで、さらに柔らかく、さらに体に馴染んでいく。育てる楽しみを持つ、真のアンダーシャツである。

袖を通した瞬間、この滑らかさに驚きました。インターロック編みの質感は本当に格別で、肌に吸い付くような着心地です。アンダーシャツとして生まれたものですが、一枚で着ても十分に格好良く、おしゃれ着としても普段着としても万能です。洗いを重ねるごとに風合いが増していく感覚も最高で、長く愛用したくなる一枚です。他のカラーも欲しくなりました!
袖を通した瞬間、この滑らかさに驚きました。インターロック編みの質感は本当に格別で、肌に吸い付くような着心地です。アンダーシャツとして生まれたものですが、一枚で着ても十分に格好良く、おしゃれ着としても普段着としても万能です。洗いを重ねるごとに風合いが増していく感覚も最高で、長く愛用したくなる一枚です。他のカラーも欲しくなりました!
シャツ③: Hanes ヘインズ BEEFY-T ビーフィー L/S サーマル ヘンリーネックTシャツ
牛のようにタフな、不屈の定番
アイテム詳細
販売元: Hanes(ヘインズ)
素材: コットン97%、ポリウレタン3%(ワッフル地)
ヘインズのビーフィーは、1975年に誕生したブランドを代表するシリーズである。牛のようにタフでたくましいことから名付けられたBEEFY-Tは、当時のヒッピー文化の象徴であるプリントTシャツのボディとして開発され、アウターとしてのTシャツを世の中に定着させた立役者だ。
このサーマルヘンリーネックは、ビーフィーのコンセプトを体現するタフな一枚である。ヘビーウェイトなワッフル生地を使用し、表面の凹凸が空気の層を作ることで優れた保温性を実現している。ネックはバインダー仕様で、繰り返しの洗濯でも首周りが伸びにくく、型くずれしにくい耐久性が最大の魅力だ。
脇・袖下部分にはフラットシーマ縫製を採用し、より肌当たりが少ない着心地を追求している。3%のポリウレタンを混紡することで、綿100%にはない優れたストレッチ性と、タイトながらストレスフリーなフィット感を実現した。洗濯による縮みがあるため、ワンサイズまたはツーサイズアップでの購入が推奨される。この縮みやすさを逆手に取り、大きめを購入してゆったり着こなすのも一つの楽しみ方である。
コストパフォーマンスが素晴らしいです。3,000円台でこの品質とタフさは、さすがヘインズといったところ。サーマル生地の凹凸感が肌着っぽさを消してくれるので、一枚着でも十分に様になります。何枚あっても困らない、デイリーユースに最適な一枚です!

コストパフォーマンスが素晴らしいです。3,000円台でこの品質とタフさは、さすがヘインズといったところ。サーマル生地の凹凸感が肌着っぽさを消してくれるので、一枚着でも十分に様になります。何枚あっても困らない、デイリーユースに最適な一枚です!
コストパフォーマンスが素晴らしいです。3,000円台でこの品質とタフさは、さすがヘインズといったところ。サーマル生地の凹凸感が肌着っぽさを消してくれるので、一枚着でも十分に様になります。何枚あっても困らない、デイリーユースに最適な一枚です!
シャツ④: Good On グッドオン L/S ヘンリーネックTシャツ
日本の職人が紡ぐ、アメリカンスピリット
アイテム詳細
販売元: Good On(グッドオン)
素材: USAコットン100%(5.5ozジャージー)
グッドオンは、古き良きアメリカ製品が備えていたタフで着込むほどに風合いが増すTシャツを目指し、日本で設立されたブランドである。上質なアメリカンコットンにこだわり、すべての製品を日本国内で製造している。
このヘンリーネックで使用される5.5ozジャージー生地は、ブランドの中で最もベーシックな素材だ。普段使いしやすい標準的な厚みでありながらも、耐久性に優れ、ガシガシと日常的に着用できる。COTTON U.S.A.マークを取得した上質なアメリカ綿を使用し、CCIの認定を受けた信頼の証がある。
ピグメントダイ(顔料染め)による仕上げは、生地や縫製箇所の凹凸に色の濃淡が際立ち、味わい深い表情を生み出す。洗濯の度に表面から徐々に色褪せし、ヴィンテージのような風合いに変化していく楽しみがある。首元は伝統的な3つボタンのヘンリーネックで、やや小ぶりのクラシカルな猫目ボタンを採用している。胴周りは縫い目のない丸胴編みで、滑らかな着心地が魅力だ。日本人の体型に合わせた着丈とスッキリとしたシルエットも、着用を重ねることで自然に馴染んでいく。
日本製でこの価格はお買い得です。ピグメントダイの経年変化が本当に楽しく、洗濯のたびに味わいが増していきます。ボタンの大きさや前立ての細さも絶妙で、重ね着した時にゴロつかないのも嬉しいポイント。日本人の体型に合わせた設計なので、サイズ選びもしやすいです!

日本製でこの価格はお買い得です。ピグメントダイの経年変化が本当に楽しく、洗濯のたびに味わいが増していきます。ボタンの大きさや前立ての細さも絶妙で、重ね着した時にゴロつかないのも嬉しいポイント。日本人の体型に合わせた設計なので、サイズ選びもしやすいです!
日本製でこの価格はお買い得です。ピグメントダイの経年変化が本当に楽しく、洗濯のたびに味わいが増していきます。ボタンの大きさや前立ての細さも絶妙で、重ね着した時にゴロつかないのも嬉しいポイント。日本人の体型に合わせた設計なので、サイズ選びもしやすいです!
すべてのヘンリーネックに宿るロマン
ヘンリーネックシャツは、19世紀のボートレースから始まり、20世紀のアメリカで労働者たちに愛され、そして現代のアメカジファンに受け継がれてきた、歴史ある定番アイテムである。首元のボタン一つという些細なディテールが、これほどまでに多様な表情を生み出すことに、改めて驚かされる。
今回紹介した3枚は、それぞれ異なるアプローチでヘンリーネックの魅力を表現している。グラッドハンドは、ヴィンテージディテールへの偏愛を惜しみなく注ぎ込んだ。オールドホームステッダーは、アンダーウェアの本質を追求し、理想の肌触りを実現した。ワラワラスポーツは、60年代から続くアメリカンアスレチックの血統を守り続けている。
どれを選んでも、大量生産品では得られない特別な着心地と経年変化を楽しめる。USAコットンや日本製の上質な生地、職人技が光るディテール、そして長く愛用できる堅牢な作り。これらすべてが、ヘンリーネックシャツを単なる服ではなく、相棒へと昇華させる。
シンプルであることの強さ。それは、流行に左右されず、時代を超えて愛され続けることを意味する。ヘンリーネックシャツは、まさにその体現だ。派手な装飾もロゴもいらない。ただ、本物の素材と確かな作りがあればいい。
さあ、あなたのワードローブに一枚加えてみよう。首元のボタンを開け閉めしながら、その日の気分を表現する。毎日着たくなる、そんな相棒がここにある。ヘンリーネックシャツという永遠の定番が、新たな物語を紡ぎ始める準備は整っている。



